帝劇
ていげき
名詞
標準
Imperial Theatre (Tokyo)
文例 · 用例
そんなことを考えながら帝劇の玄関を下りて、雨のない六月晴の堀端の薫風に吹かれたのであった。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(2)』 青空文庫
数日たった後に帝劇で映画の間奏として出演しているウィンナ舞踊団を見た。
— 寺田寅彦 『マーカス・ショーとレビュー式教育』 青空文庫
アイスクリーム 帝劇にバンドマン歌劇が來た時、二階も棧敷も、着飾つた西洋人で一杯だつた。
— 萩原朔太郎 『ラムネ・他四編』 青空文庫
(大正十二年一月『中央公論』) 四 切符の鋏穴 日比谷止まりの電車が帝劇の前で止まった。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
いつか田舎から出て来た親戚の老婦人を帝劇へ案内して菊五郎と三津五郎の舞踊を見せた時に、その婦人が「あまりおもしろくて、見ているうちに、私はこんなにおもしろくてもいいのかしらんと思って、なんだかそら恐ろしくなりました」と言った。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
たとえばまた、銀座松屋の南入り口をはいるといつでも感じられるある不思議なにおいは、どういうものか先年アンナ・パヴロワの舞踊を見に行ったその一夕の帝劇の観客席の一隅に自分の追想を誘うのである。
— 寺田寅彦 『試験管』 青空文庫
帝劇のトーキー披露会で貴方とスレ違ったこともあるわ……御存じなかったでしょう」 私は正直にうなずいた。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
しかしこの映画全体を一つの芸術品として批評し、そうしてこれを「パリの屋根の下」や「大地」と比較し、そうしてまた、フランスならびにロシアに対する日本のものとして見ようとする際には遺憾ながら私は帝劇の真夏の午後の善良なる一人のお客としての地位を享楽することの幸福を放棄しなければならなくなるのである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
作例 · 標準
帝劇の舞台に立つことは、多くの舞台俳優にとって一生の憧れである。
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日比谷にある帝劇へ、最新作のミュージカルを観劇しに出かけた。
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帝劇の重厚なロビーに足を踏み入れると、独特の緊張感に包まれる。
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