九官鳥
きゅうかんちょう異読 キュウカンチョウ
名詞
標準
common hill mynah (Gracula religiosa)
文例 · 用例
二 九官鳥の口まね せんだって三越の展覧会でいろいろの人語をあやつる九官鳥の一例を観察する機会を得た。
— 寺田寅彦 『疑問と空想』 青空文庫
それは、九官鳥の「モシモシカメヨ」が、事によると、今ここで想像したような人工音製造の実験を、鳥自身も人間も知らない間に、ちゃんと実行しているのではないかということである。
— 寺田寅彦 『疑問と空想』 青空文庫
」 と直ぐの眼の前で九官鳥のやうな声が響いたので驚いて、見ると、こんな早朝に、もう綺麗な身終ひをしたRさんが、私の脚元から拾ひあげた手帳を朗読したのだ。
— 牧野信一 『嘆きの谷で拾つた懐疑の花びら』 青空文庫
」「オークシヨン・マーケツトの悪商人が、烏の嘴を絵具で染めて、九官鳥に見せかけたが声を出されると大変だつたからギユツと喉笛を握つてゐると、苦悶の烏がしやがれた叫びを挙げた――そのやうな声だ。
— 牧野信一 『「悪」の同意語』 青空文庫
或る大きな活動写真の撮影場に行って見ると、九官鳥、鸚鵡、インコ、紅雀、カナリヤ、※なぞが籠に入れて備え付けてある。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
しかし彼は今も鳥屋の前に立止って、オタケサン、オタケサンと騒ぎ廻る九官鳥を眺めて、単純にをかしさうに笑ってみた。
— 原民喜 『閑人』 青空文庫
」 って訊くと、まるでちゃあーんと仕込まれた九官鳥みたいな調子で、「そりゃア旦那様が、競馬で儲けて下さるんでしょう?
— 大阪圭吉 『あやつり裁判』 青空文庫
下の通りを瞰下すと、店頭の九官鳥を人が立留っては興がってゐた。
— 原民喜 『焔』 青空文庫
作例 · 標準
祖父の家で飼っている九官鳥は、私が「ただいま」と言うと、「おかえりー!」と真似して返してくれる。
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動物園の鳥小屋で、九官鳥が人間の言葉を器用に話すので、子供たちが大喜びしていた。
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九官鳥は本当に賢い鳥だね、飼い主の声色までそっくりに再現できるんだから。
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