御庭番
おにわばん
名詞
標準
spy working for the Edo shogunate
文例 · 用例
この隠密の役目を勤めるのは、江戸城内にある吹上の御庭番で、一代に一度このお役を勤めればいいことになっていました。
— 旅絵師 『半七捕物帳』 青空文庫
とにかくそれが先例になって、隠密の役はいつも吹上の御庭番が勤めることになったのだと、江戸時代ではもっぱら云い伝えていました。
— 旅絵師 『半七捕物帳』 青空文庫
御庭番は吹上奉行の組下で若年寄の支配をうけていましたが、隠密の役に限ってかならず将軍自身から直接に云い付けられるのが例となっているので、御庭番はさして重い役ではありませんが、隠密の役は非常に重いことになっていました。
— 旅絵師 『半七捕物帳』 青空文庫
それですから、御庭番の家に生まれた者はなんどき其の役目を云い付けられるか判らないので、その覚悟をしていなければなりません。
— 旅絵師 『半七捕物帳』 青空文庫
旅絵師山崎澹山の正体が吹上御庭番の間宮鉄次郎であることは云うまでもあるまい。
— 旅絵師 『半七捕物帳』 青空文庫
吹上で、直々、将軍家に会うときは、いつも、御庭番の藪田助八ひとりが、特に、君側にいるのが例であった。
— 吉川英治 『大岡越前』 青空文庫
ウィキペディア
御庭番(おにわばん)は、江戸時代の第8代将軍・徳川吉宗が設けた幕府の役職。将軍から直接の命令を受けて秘密裡に諜報活動を行った隠密を指した。
出典: 御庭番 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0