儲位
ちょい
名詞頻度ランク #9993 · 青空 4 例
標準
heirship
文例 · 用例
谷氏の史に、建文帝、生れて十年にして懿文卒すとあるは、蓋し脱字にして、父君に別れ、儲位に立ちたまえる時は、正しく十六歳におわしける。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
これより前、太孫の儲位に即くや、太祖太孫を愛せざるにあらずと雖も、太孫の人となり仁孝|聡頴にして、学を好み書を読むことはこれ有り、然も勇壮果決の意気は甚だ欠く。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
此に於て太祖|密に儲位を易えんとするに意有りしが、劉三吾之を阻みたり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
王上に白を冠すれば、其文は皇なり、儲位明らかに定まりて、太祖未だ崩ぜざるの時だに、是の如きの怪僧ありて、燕王が為に白帽を奉らんとし、而して燕王|是の如きの怪僧を延いて帷を王に薦む。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
会話が、少しもわからず、さりとて、あの画面の隅にちょいちょい出没する文章を一々読みとる事も至難である。
— 太宰治 『弱者の糧』 青空文庫
私が講義のあいまあいまに大学の裏門から公園へぶらぶら歩いて出ていって、その甘酒屋にちょいちょい立ち寄ったわけは、その店に十七歳の、菊という小柄で利発そうな、眼のすずしい女の子がいて、それの様が私の恋の相手によくよく似ていたからであった。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
それから尾根を伝わって、下り気味になる、ちょいちょい小さく尖った山稜は、大波の間に、さざ波をだぶだぶ打ち寄せたようで、爪先が上ったり下ったりする、石の皺には、黄花の石楠花が、ちらほら咲いている、この花の弁で承けた霧の雫を吸ったときは、甘酸っぱい香気で、胸が透いた。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
「淋しいから食事の時以外にもなるたけ、ちょいちょい訪ねて来て下さいましね」 二 寺の人達の間にこんな噂が出るようになりました。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
作例 · 標準
彼は長男であり、当然、儲位を継ぐ者と目されていた。
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王位継承争いは、儲位を巡る激しい権力闘争だった。
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その古い家柄では、儲位を巡る複雑な人間関係があった。
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