ご大層
ごたいそう
形容動詞名詞
標準
exaggerated
文例 · 用例
この東芝盤は、会社が「エバークリーン」と呼んでいる、静電気の起こらない盤で、赤い塩化ビニールを使っていたために、俗に「赤盤」と呼ばれて、未来の中古屋でご大層な値段をつけられることになる。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
「ご大層もない人がお立ち寄りなされた!
— 国枝史郎 『十二神貝十郎手柄話』 青空文庫
同じ品物でも玄関構えの、ご大層もないお屋敷の中で、取り引きをする段になると、十倍百倍になる世の中だからなあ。
— 国枝史郎 『十二神貝十郎手柄話』 青空文庫
私の行かない所と云ったらまず南極と北極だけで……」「ご大層なことを云うじゃないか――ところで一体何の目的で、そう諸所方々歩くんだい!
— 国枝史郎 『死の航海』 青空文庫
「そんならご大層のその使命をさっさと果たすがいいじゃないか!
— 国枝史郎 『沙漠の古都』 青空文庫
玄関の格子戸が開いて、「ご大層な靴があるな。
— 久生十蘭 『虹の橋』 青空文庫
さ、そこで、少し思う仔細があるのでそこはかとなく漁って見たら、こんなものが拾い出されたようなわけで、残されたる江戸だなんて、ごたいそうもないこと。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
走りを好む手合いをお客様にしての商売は、こうした生きものをも造化の下請負せねば間に合わず、一年三百六十五日、己が住居の床下にそれはそれはごたいそうな虫の巣を拵えこんで、無慈悲の冬を囲いもしてやれば、かれらの子孫の蕃殖をもお手伝いする。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
作例 · 標準
彼はいつも話をするときにご大層な表現を使う。
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そんなにご大層なことを言わなくても、誰もがわかるよ。
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彼女のご大層な身振り手振りは、まるで女優のようだ。
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