諦めがつく
あきらめがつく
表現動詞-五段-カ行
標準
to resign oneself (to)
文例 · 用例
その原因を臆測するにもまたその正否を判断するにも結局当の自分の不安の感じに由るほかはないのだとすると、結局それは何をやっているのかわけのわからないことになるのは当然のことなのだったが、しかしそんな状態にいる吉田にはそんな諦めがつくはずはなく、いくらでもそれは苦痛を増していくことになるのだった。
— 梶井基次郎 『のんきな患者』 青空文庫
そして、父の方をうかがうと、父はその女の子を可愛がろうともせずに、玉子と喧嘩ばかりしていたので、私はべつに自分や新次が父に可愛がられなくても、少しは諦めがつくと、早熟な考えをした。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
だが、自分の思い通りにしたときは、失敗しても諦めがつくと思うのです。
— 菊池寛 『第二の接吻』 青空文庫
が、結局それも駄目と諦めがつくと、黴が生えてどろどろになった液の底に蠅が無数に沈んでいるインキ壺へペンを突っこんで、まるで楽符のお玉杓子そっくりの文字をならべながら手紙を書きにかかった。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
諦めるつていふ点から云へば、自分一人の胸に畳んでおく方が、早く諦めがつくでせう。
— 岸田國士 『浅間山』 青空文庫
秀策 戦災に遭つた方が、まだ諦めがつくかもしれん。
— 四幕と声のみの一場よりなる喜劇 『速水女塾』 青空文庫
着物の方は何とか諦めがつくとしても、毎日学校の往き帰りに、俊三と並んで歩かねばならないことは、次郎にとって、何としても我慢の出来ないことであった。
— 第一部 『次郎物語』 青空文庫
しかし斯うなって見れば、完全に諦めがつく。
— 佐々木邦 『勝ち運負け運』 青空文庫
作例 · 標準
自然保護の活動が広がっている。
環境問題への対策は急務である。
野生動物の生態系が脅かされている。
森林資源の管理が重要な課題だ。