鰥寡孤独
かんかこどく
名詞
標準
with no one upon whom to depend
文例 · 用例
それは領内の窮民または鰥寡孤独の者で、その身がなにかの痼疾あるひは異病にかゝつて、容易に平癒の見込みの立たないものは、一々申出ろといふのであつた。
— 岡本綺堂 『梟娘の話』 青空文庫
鰥寡孤独、実に頼るところなき者へは救助も尤もなれども、五升の御救米を貰うて三升は酒にして飲む者なきにあらず。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
彼れは鰥寡孤独の救恤男女労働者の保護は、共に国家の責任に属する重要なる問題なるがゆゑに、前年内務大臣たりし時、既に属僚に命じて調査せしめたることありと説きたり。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
……そこへもってきて、五十二年の鰥寡孤独さ。
— 久生十蘭 『金狼』 青空文庫
鰥寡孤独の人間で親族もなければ妻もない。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
一番先に飛付いたのは、この世の快楽に見切りをつけた人達――鰥寡孤独――でした。
— 不死の霊薬 『銭形平次捕物控』 青空文庫
そのために彼は、地子銭及び諸役の免除、鰥寡孤独の扶持、そのほか種々の技術において名人と呼ばれるものの保護、儒学の奨励などを布告した。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
明治十四年の頃、北越御巡幸のさいには、鰥寡孤独をはじめ忠臣義僕、それぞれ御賞与の御扱いがあったものである。
— 大鹿卓 『渡良瀬川』 青空文庫
作例 · 標準
地域社会は、鰥寡孤独な高齢者を支援するためのボランティア活動を強化した。
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彼は晩年、妻に先立たれ、子供もいなかったため、文字通り鰥寡孤独の身となった。
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この制度は、鰥寡孤独に陥りやすい人々へのセーフティネットを構築することを目的としている。
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ウィキペディア
鰥寡孤独(かんかこどく)とは、律令制において国家による救済対象とみなされた家族構成のこと。
出典: 鰥寡孤独 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0