厚
あつ
接尾辞頻度ランク #4564 · 青空 255 例
標準
thickness
文例 · 用例
その云ふ気持は分るけれど、それに、観念が稀薄であるよりは濃厚な方がよいに決つてゐるけれども、要するに、観念があるだけある上で見たり感じたりしてゐることが芸術になりもするのであるから、そこへ観念を持運んで来たつてたゞトンダお景品たるに過ぎない。
— 中原中也 『山羊の言』 青空文庫
つまり、人の顔色を見るやうな能力はみるみる発達する一方、瞑想だの理念だのは、さなきだに濃厚ではないのが、発展の余地を持たなくなり、益々衰へてゆくのである。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
斯かる場合に稀薄にされた直観に気付くことなく、何とか直観濃厚の時節に於けるが如く活々としたいものだと思つて、新しい方法を講じようとして何かと議論すればする程、直観層は荒れるばかりである。
— 中原中也 『近頃芸術の不振を論ず』 青空文庫
ポマードは生え際ばかりに厚く塗つたくつてあつて、その太い首が動くたびに山猫か何かの感じがした。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
何故ならば『愛の詩集』を懐中にした彼の現実には、あまりに重厚で静謐な中年者の姿を思はせるものがあつたからである。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
どうして、こんなに厚顔無恥なのでしょう。
— 太宰治 『返事』 青空文庫
厚化粧の亡霊等は苟安の中に百鬼夜行する。
— 中原中也 『生と歌』 青空文庫
達沢は大男で、頭髪がネグロ人のやうにモシヤ/\してゐて、顎が剪落されたやうに短いため、此の顔は分厚な将棋の駒を想はせた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
作例 · 標準
この合板は二センチ厚あるので、高い耐久性が期待できる。
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「はい、この牛タンは五ミリ厚でお願いします。」
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冬用のアウターは、最低でも一センチ厚の断熱材が入っているものが望ましい。
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最新のディスプレイは、フレームを含めてもわずか三ミリ厚という驚異的な薄さを実現している。
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