後図
こうと
名詞
標準
planning for the future
文例 · 用例
請ふ、去つて再び「桂川」の一篇を読め、巣林子以後図らずも「情死」は友人を法界の人に得たりけり。
— 北村透谷 『「桂川」(吊歌)を評して情死に及ぶ』 青空文庫
そこで大王は一七四二年四月ベーメンに退却し、後図を策する考えであった。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
柿沼の方でも、大規模の製菓会社がいろいろ出来てきた現在では、彼の小さな会社は、戦後の一頃のような利益がないばかりか、次第に経営さえ困難になって来たので、もともとその土地出身者ではあり、松木の旅館業経験をたよりに、後図をはかる気にもなって、二、三の共同出資者を物色し始めた。
— 豊島与志雄 『女心の強ければ』 青空文庫
午後図書館へ行ったら、間ちがって新聞を出し失敗。
— 一九四八年(昭和二十三年) 『日記』 青空文庫
この一章を草せし後図らず森先生の「旧劇の未来」と題する論文(雑誌『我等』四月号所載)を読みぬ。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
だから品子は、こゝでなまじな悪あがきをするよりは、一と先づ敵に勝たしておいて、徐ろに後図を策しても晩くはないと云ふ腹なので、中々あきらめてはゐないのだつたが、でもそんなことは、無論塚本に対しても噫にも出しはしなかつた。
— 谷崎潤一郎 『猫と庄造と二人のをんな』 青空文庫
だから品子は、ここでなまじな悪あがきをするよりは、一と先ず敵に勝たしておいて、徐ろに後図を策しても晩くはないと云う腹なので、中々あきらめてはいないのだったが、でもそんなことは、無論塚本に対しても噫にも出しはしなかった。
— 谷崎潤一郎 『猫と庄造と二人のおんな』 青空文庫
わざと自動車に乗るのをさけて、あらかじめ日本橋のさるビルディングの七階に借りている、秘密の事務所に運び、そこへ落着いた上、おもむろに後図の計をめぐらそうとしたのです。
— 運命の釦 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
作例 · 標準
ここでの一時的な退却は、将来の勝利のための後図を練るための戦略的判断だ。
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彼は引退後の後図を固めるべく、着々と不動産投資や資産運用を進めている。
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失敗した時の言い訳を考えるのではなく、いかにして後図を図るかに知恵を絞れ。
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