礼返し
れいがえし
名詞
標準
文例 · 用例
「そうですね」 と重光は考えていたが「だいぶ永い間ご馳走になりましたから、それじゃお嬢さんに一度ご馳走のお礼返しをしましょう。
— 岡本かの子 『高原の太陽』 青空文庫
だから……」「だから、どうだっていうんだ」「だから、あんたが何をしてもかめへんと思ったのよ」「そんなお礼返しは真っ平だ。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
あまり隙な晩に、または用事に、または仲間への御礼返しに……。
— 豊島与志雄 『操守』 青空文庫
急転直下、内藤村島両夫人のお礼詣りとなり、その又お礼返しに橋口君が「鵺」を歌いに来た晩が千吉君の家の稽古日と定った。
— 佐々木邦 『好人物』 青空文庫
僕の母は先方から来たから此方もお礼返しに僕をつれて顔出しをすると言った。
— 佐々木邦 『村一番早慶戦』 青空文庫
家来が殿様のところへ来ても、殿様が家来のところへお礼返しに行くという法はありません。
— 佐々木邦 『村一番早慶戦』 青空文庫
学校の先生の意見によれば、日本は英仏独の干渉の為め遼東半島を支那へ返したのだから、将来この三敵国にうんと利息をつけてお礼返しをしなければならない。
— 佐々木邦 『凡人伝』 青空文庫
小宮君その日の目的は先頃婚約を祝って貰ったお礼返しの招待だけれど、同時に若子さんを見せつけることにある。
— 佐々木邦 『求婚三銃士』 青空文庫