近代音楽
きんだいおんがく
名詞
標準
modern music
文例 · 用例
青年は図に乗り、「近代音楽の堕落は、僕は、ベートーヴェンあたりからはじまっていると思うのです。
— 太宰治 『渡り鳥』 青空文庫
ソヴェトの美術・音楽の上にあるフランス美術・音楽の影響は顕著で、ショスタコヴィッチのような現代の才能でさえ、初期には混乱したフランスの近代音楽に追随していた。
— 宮本百合子 『政治と作家の現実』 青空文庫
すべての近代音楽の基礎が築かれた時期である。
— 乙骨三郎 『総説 西洋音楽史の時代』 青空文庫
例へば西洋式の家具のなかに住み、近代音楽を弄び、古い習慣を捨てゝ、殆ど国際的とも云へる様式の、自由な暮し方をするといふやうな意味で使はれて参りました。
— 岸田國士 『文化とはどういふことか』 青空文庫
音楽の楽器に関して、近代音楽については、日本は多少の立ちおくれをしていたといえよう。
— 中井正一 『色彩映画のシナリオ』 青空文庫
すなわち、近代音楽とは、この十九世紀までに形づくられた音の世界の約束を、ことごとく打ち破ろうとして、新しい音楽をめざしているのである。
— 中井正一 『美学入門』 青空文庫
が、バッハの真の尊さは、単なる音楽的才能や、近代音楽の建設者としての功績ばかりではない。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
彼の音楽は理知的で、対位法的で、近代音楽の形の上に確固たる礎石を与えたばかりでなく、音楽に内面的なものを与え、ドイツ魂の裏づけをした最初の人でもあったのである。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫