采女正
うねめのかみ
名詞
標準
director of the Office of Court Ladies (ritsuryō system)
文例 · 用例
それを取り調べると、豐後國日田にゐる徳川家の目附役竹中|采女正に宛てた、栗山大膳利章の封書を懷中してゐた。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
そのうち九州から竹中采女正が利章を連れて江戸に著した。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
大目附席から一間隔てゝ、一方には竹中采女正に引き添つて利章がすわる。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
さて采女正を以て申し渡された。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
利章は福岡の邸から女房と二男吉次とを主家へ人質に出し、竹中采女正に宛てた訴状を二通書いて、一通は物馴れたものに持たせて、間道を日田へ遣り、今一通はわざと人に怪まれるやうな風體の百姓に持たせて、市中でそれを巡檢の役人に捕へさせた。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
ただ、忠直卿警護の任に当っていた府内の城主竹中|采女正重次が、その家臣をして忠直卿の行状を録せしめて、幕席の執政たる土居大炊頭利勝に送った「忠直卿行状記」の一冊があるばかりである。
— 菊池寛 『忠直卿行状記』 青空文庫
小川町の歩兵屯所も土屋|采女正と稲葉|長門守の屋敷の建物はみな取り払われて、ここに新らしい長屋と練兵の広場を作ったのであるが、ある一部には昔の庭の形が幾分か残されている所もあった。
— 歩兵の髪切り 『半七捕物帳』 青空文庫
蛇*9・14(夕) 戸田|采女正一西といふと、徳川秀忠について真田昌幸を信州上田の城に攻めた智恵者だが、この智恵者の家来に人並外れて蛇を恐がる男があつた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
例句