山蕗
やまぶき
名詞
標準
wild giant butterbur
文例 · 用例
でも雉子の貸してくれる傘なら、山蕗の葉かなんかで、軽井沢の夕立の役には立ちませんよ。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
山蕗の葉で傍えの清水を掬んで咽喉をうるおしながら永い時間をかけて、そして何となくうら悲しい様に静かな心になりながら握り飯を貪り喰った。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
山蕗は夏の盛りに行つても、もつと遲く秋になつてからでも、柔かな旨いヤツが食はれる。
— 田山花袋 『日光』 青空文庫
山蕗が咲きほうけてゐる、ふきのとうが伸びて咲いて、咲きをへてゐるのである。
— 種田山頭火 『旅日記』 青空文庫
今夜は俊和尚の典座だ、飯頭であり、燗頭であつた、ふらん草のおひたし、山蕗の甘煮、蕨の味噌汁、みんなおいしかつた、おいしく食べてぐつすり寝た。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
山蕗を採つて煮た、半日の仕事だつた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
出勤時の身じろぎも出来ない電車の中で人と人の肩の隙間を流れる窓外の新緑を見遣りながら、ウコギやウルシの若葉のおひたし、山蕗の胡麻よごしを思い描く。
— 矢田津世子 『茶粥の記』 青空文庫
塩引の鮭を焼いたのと、山蕗の煮浸し、木の芽味噌という肴も、帯刀にはまったく気にいらないらしく、「いつもこんな物を喰べているのか」と三度も繰り返し訊き、食事は塩からい鮭の茶漬で済ませた。
— 山本周五郎 『ちくしょう谷』 青空文庫
作例 · 標準
山蕗を摘んで料理に使った。
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山蕗の苦味が春の味覚だ。
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この地方では山蕗の佃煮が有名だ。
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標準
Japanese silverleaf
作例 · 標準
山蕗は、春に芽吹く山菜の代表格だ。
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山蕗の天ぷらは香ばしくて美味しい。
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山蕗の群生地は、見事なものだった。
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