仮名文
かなぶん異読 かなぶみ
名詞
標準
writing composed entirely of kana
文例 · 用例
初めの中は変な仮名文字だから読み苦くって弱りましたが、段々読むに慣れてスラスラと読めるようになった。
— 幸田露伴 『少年時代』 青空文庫
然るに、近年勾当の令孫君、余が学校を訪われ君が祖父故葛原勾当自記の四十余年間に亘れる仮名文字活字日誌を示され、且、其生存中に於ける事業の大要及び勾当の趣味等につき、詳に語らる。
— 太宰治 『盲人独笑』 青空文庫
われらまた祖先らが血によりて洗礼がれし仮名文の御経にぞ主よ永久に恵みあれ、われらも、と鴿率つつ祷らまし、帆をしぼれ。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
下手くそな仮名文字だが、やッとその意だけは通じている。
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
瓦斯燈に「かしはざき」と書いた仮名文字が読める。
— 伊藤左千夫 『浜菊』 青空文庫
儚き日君のたよりの来た日からかなしい噂がたちました水に流して呉れろとは夢と思への謎か知ら走り書きだが仮名文字で「涙」と記してありました水に流して呉れろとは熱い涙の事か知ら。
— 野口雨情 『別後』 青空文庫
大尉は一番上の受信紙の、片仮名文字の電文を口の中で読みくだした。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
更によく見ると、その虫蝕いの跡は仮名文字の走り書きのように読まれた。
— かむろ蛇 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
平安時代の女流文学には、仮名文の美しい作品が多い。
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子供向けの絵本は、ひらがなだけの仮名文で書かれていることが多い。
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和歌は、漢字を使わずに仮名文で表現されるのが一般的だ。
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標準
letter composed entirely of kana
作例 · 標準
祖母から届いた手紙は、いつも優しい仮名文で書かれていた。
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外国人に日本語を教える時、まず仮名文で手紙を書く練習から始める。
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昔の恋文は、相手への配慮から仮名文で書かれることもあったらしい。
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