くし
くし
名詞
標準
文例 · 用例
糟谷はますますむしゃくしゃして、手をだす気にもならない。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
おとっさん早くしないかア、早く着物おきかえよ、お妙ちゃんもめいちゃんも髪ゆうてよ、早くゆこうよう、新聞なんかおよしよ。
— 伊藤左千夫 『浅草詣』 青空文庫
そうして又、俄の出来事に無数の悪魔が駈出して来た様な、にくにくしい土色した雲が、空低く散らかり飛び駈けって、引切りなしに北の方へ走り行く。
— 伊藤左千夫 『大雨の前日』 青空文庫
国家とその起源を同じくしているところの歌は、また皇家とその隆替を同じくしている。
— 伊藤左千夫 『正岡子規君』 青空文庫
長塚が先生に物を乞うことがある書画など、こんな物を何すると叱る、しばらくして先生貰ってもえでしょうという、馬鹿と叱る、またしばらくすると先生貰ってもえでしょうという、その無邪気なるには先生も敵しかねてついに持ってゆけとやってしまうと云う塩梅である。
— 伊藤左千夫 『正岡子規君』 青空文庫
去年の秋であった、長塚と予と折よく会合した時に先生から長塚にやった歌は、よく両者の情合を尽くしている。
— 伊藤左千夫 『正岡子規君』 青空文庫
又貴様小刀を持出して無くしてしまいやがったなどうした何をした。
— 伊藤左千夫 『井戸』 青空文庫
いろいろの草花うつくしくおのがしし色に誇るが中に菖蒲の花なん殊に多かりける。
— 伊藤左千夫 『滝見の旅』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
くし、クシ
クシ
関連項目
出典: くし — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0