宏図
こうと
名詞
標準
great plan
文例 · 用例
と問われて、さあ、それは、一口でこうと説明は、どうも、その、と大いに弱っていたようであったが、むりもないことと思った。
— 太宰治 『多頭蛇哲学』 青空文庫
妹の苦しみを見かねて、私が、これから毎日、M・Tの筆蹟を真似て、妹の死ぬる日まで、手紙を書き、下手な和歌を、苦心してつくり、それから晩の六時には、こっそり塀の外へ出て、口笛吹こうと思っていたのです。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
幻燈を見に行こうと囁いたのだ。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
きょうこれから先方へ、申込みに行こうと思っているのですが、あなたのところに大隅さんの最近の写真がありませんか。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
例えば町へ行こうとして家を出る時、反対の森の方へ行ってるのである。
— 萩原朔太郎 『僕の孤独癖について』 青空文庫
向こうところに敵なくして剣の力で信仰と権勢を植え付けて行った半生の歴史はそれほど私の頭に今残っていないが、全盛の頂上から一時に墜落してロシアに逃げ延び、再びわずかな烏合の衆を引き連れてノルウェーへ攻め込むあたりからがなんとなく心にしみている。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
四 山上において、積雪がどういう状態をしているかという事は、下界の人々には解らぬことであるから、最後にこれを説こうと思う。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
こんな風だったから、瀬戸内海などを航行する時、後ろから追い抜こうとする旅客船や、前方から来る汽船や、帆船など、第三金時丸を見ると、厄病神にでも出会ったように、慄え上ってしまった。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
作例 · 標準
彼は若くして海外へ渡り、世界に通用する企業を作るという宏図を描いた。
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国家の百年先を見据えた宏図を実現するためには、国民の団結が不可欠だ。
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創業者が掲げた壮大な宏図は、今や数万人の社員に共有される経営理念となっている。
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