戯謔
ぎぎゃく
名詞
標準
文例 · 用例
快活、憂鬱、謹厳、戯謔さまざまの心持が簡単な線の配合によって一幅の絵の中に自由に現われていると思うのである。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
勿論戯謔だが隨分迷惑な事だ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
」「オホホ、厭ですネエ、お戯謔なすっては。
— 幸田露伴 『太郎坊』 青空文庫
」と松さんは、戯謔て口真似した。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
茶山は戯謔したに過ぎない。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
勿論先生の戯謔ではあるが、夫人は酒量があつたから、多少これがために病を重くしたかも知れない。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
処で俺の旦那がお世辞半分に新聞記者の天職を壮んなりと褒めて娘も新聞記者に嫁る意だと戯謔面に煽動てたから、先生グツト乗気になつて早や聟君に成済したやうな気で毎日|入浸つてゐる。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
倦メバ則アルイハ坐シ、アルイハ臥シ、劇談一|餉、善ク戯謔シテシカモ虐ヲナサズ。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫