苦します
くるします
動詞
標準
文例 · 用例
「頭脳の悪いものは、強いて学問などさして苦しますより、いっそ商売を覚えさすか職人にでもした方が早道だそうでね。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
夫だのに、自分一人故郷の世間を脱出しながら、女|丈を後に止めて、今迄通りの苦しみを苦します事は、考へて見れば利己的な事に相違なかつた。
— 菊池寛 『海の中にて』 青空文庫
苦しますのは、いじらしい) とも、思ったが、生き返らせて、一言でも、言葉を交したい、とも、思った。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
そうして足を出したと、それだから苦しますと可愛想だから締め殺したと。
— ――参議院法務委員会での証人としての発言―― 『浦和充子の事件に関して』 青空文庫
この界隈に執着してうろうろとあるきまわっているのであったけれど、近くなればなるほど近さが強調して感じさせる重吉との距離の不自然さが生々としてサヨを苦しますのであった。
— 宮本百合子 『朝の風』 青空文庫
――どちらが相手をより多く苦しますことが出来るか、私たちは試して見ましょう…… 夕方になると、扁理は自分のアパアトメントに帰える。
— 堀辰雄 『聖家族』 青空文庫
――どちらが相手をより多く苦しますことが出來るか、私たちは試して見ませう…… 夕方になると、扁理は自分のアパアトメントに歸へる。
— 堀辰雄 『聖家族』 青空文庫