活人剣
かつじんけん異読 かつにんけん
名詞
標準
life-saving sword (a killing sword may be a sword of life depending on how it is used)
文例 · 用例
彼邦の制、天子の屋は、葺くに黄瓦を以てす、旧瓦は用無し、まさに黄なるに易るべし、といえる道衍が一語は、時に取っての活人剣、燕王宮中の士気をして、勃然凛然、糾々然、直にまさに天下を呑まんとするの勢をなさしめぬ。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
」「ある時は殺人剣、またある時は活人剣!
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
己を知らず、人を知らず、恥を知って、恥を知らず、恥かしめるを知って、恥かしめられるを知らず、殺人刀を知って、活人剣を知らず、猿が、影を捉えるようなものじゃ。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
と、みすぼらしい侍は、膝を起こして立ち上がったが、それからポンポンと塵を払うと、憐れむような含み声で、「殺人剣活人剣、このけじめさえ解らぬような、言語に絶えた大馬鹿者、天に代って成敗しようか。
— 国枝史郎 『名人地獄』 青空文庫
「殺人剣、活人剣、剣に二種の差別がある。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
この剣は、活人剣じゃ!
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
つまり活人剣――人を活かす剣だね――それが山岡鉄舟の信念だったんだ。
— 第二部 『次郎物語』 青空文庫
――」と先生はちょっと言葉を切って、「この活人剣というのは、自分にけちな根性があっては握れるものじゃない。
— 第二部 『次郎物語』 青空文庫
作例 · 標準
師匠は「剣は人を殺すためではなく、人を活かすための活人剣であれ」と教えてくれた。
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彼の武術は単なる殺傷術ではなく、まさに活人剣の精神が宿っていた。
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争いを避け、平和を導くのが真の活人剣だ。
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