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我勝ちに

われがちに
副詞
1
標準
scrambling
文例 · 用例
その爆音を聞くと峻の家の近所にいる女の子は我勝ちに「ハリケンハッチのオートバイ」と叫ぶ。
梶井基次郎 城のある町にて 青空文庫
「こーれ、めろっこども」と「由」と吉蔵が出て来ると、子守達は我勝ちに駈け出した。
岡本かの子 かやの生立 青空文庫
後からぞろぞろと七八人、我勝ちに見物に飛出たのがある。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
さうして釣り込みに一番便利な場所を、組合員は我勝ちにと爭ふ。
島木健作 生活の探求 青空文庫
たとへばぶらんこに乘るにも、我勝ちに爭つて乘り、強い者勝ちで、一度乘つてしまふと彼が飽きて降りるまで獨占状態が續く、といふ普通に豫想されることは、意外にも全く見られなかつた。
島木健作 續生活の探求 青空文庫
あの痩せ衰え骸骨のようになったロシアの子供等が、往来に――恐らくこれも飢から――斃死した駄馬の周囲に蒼蠅のように群がって、我勝ちに屍肉を奪い合っている写真を見たら、恐らく一目で、反感の鬼や独善的な冷淡さは、影を潜めて仕舞うだろう。
宮本百合子 アワァビット 青空文庫
そして、スーラーブが検べ終ると、我勝ちに受取っては珍らしそうに吟味した。
宮本百合子 古き小画 青空文庫
ところでこの空想とか、幻覚とかいう奴が、取りも直さず心理遺伝の幽霊に他ならないので、学問的に説明すると、脳髄の反射交感機能が疲労、凝帯したために、理智や、常識との連絡を失った色々な心理遺伝のアラレもない連中が、全身の反射交感機能の中で我勝ちに、勝手気儘な夢中遊行を初めたものに相違ないのである。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
作例 · 標準
バーゲンセールで、人々は我勝ちに商品に群がった。
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ゴールを目指して、選手たちは我勝ちに走り出した。
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災害時には、食料を求めて我勝ちに列を作った。
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