本生譚
ほんじょうたん異読 ほんしょうたん
名詞
標準
ancient Indian collection of tales on the early lives of Buddha (ca. 4th century BCE)
文例 · 用例
一九〇七年版カウエルおよびラウス訳『仏本生譚』五四三に、梵授王の太子、父に逐われ隠遁せしが、世を思い切らず竜界の一竜女、新たに寡なるが他の諸竜女その夫の好愛するを見、ついに太子を説いて偕に棲むところあるなど、竜も人間も閨情に二つなきを見るに足る。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
智馬の譚は現存パーリ文の『仏本生譚』にも見えるが、唐訳律中のほど面白からぬようだ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
それからラウズ訳『仏本生譚』に、仏前生かつてビナレスの梵授王に輔相たり。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
ラウズ英訳『仏本生譚』一九六に、仏前生飛馬たりし時鬼が島に苦しむ海商どもを救うた事を述べたるにも、その飛馬全身白く喙烏に似、毛ムンジャ草のごとく、神力を以て雪山よりセイロン(鬼が島)まで飛んだとあれど翼の記載はない。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
インドでも鶏肉を忌むが、多く堂の側に半野生として放置したらしい(一八九五年ケンブリッジ板、カウエルの『仏本生譚』二巻二八〇頁)、仏寺にも勤行修学の時を規すため、鶏を飼うを忌まなんだは、北院御室の『右記』に、寺の児童小鳥飼う事は大失なくとも一切停止す、鶏と犬は免ず、内外典中その徳を多く説けり。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
インドの野猪は日本や欧州のと別種だが、やはり共同して勇戦すると見え、カウル英訳『仏本生譚』巻二と四に、大工が拾い育てた野猪の子が成長して野に還り、野猪どもに共同勇戦の強力なるを説いて教練し、猛虎を殺し、またその虎をして毎に野猪を取り来らしめて、分ち食うた仙人をも害した物語を出して居る。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
此れに類似の本生譚は今昔物語等にも多く見受けられるけれども、天王寺海浜の蛤と云い、熊野参詣の馬と云い、いかにも高野の上人の前生にふさわしい。
— 谷崎潤一郎 『覚海上人天狗になる事』 青空文庫
作例 · 標準
仏教美術の主題として、本生譚に基づいた絵画や彫刻がアジア各地に残されている。
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子供向けの絵本で、鹿が王を助ける本生譚のエピソードを読み聞かせた。
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本生譚を研究することで、初期仏教が民衆にどのように浸透していったかが見えてくる。
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