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押し及ぼす

おしおよぼす
動詞
1
標準
文例 · 用例
さて以上は、一般に知識乃至認識に就いて、その模写と構成とを説明したのであったが、今や吾々はこの一般関係を科学にまで押し及ぼし得るし、又押し及ぼす必要があるのである。
戸坂潤 科学論 青空文庫
――以上述べた移行過程は、自然科学に於ける実験を頭において考えたのであるが、言葉の適切な変更によって、之を社会科学に於ける実験にまで押し及ぼすことが出来るだろう(社会科学に於ける科学的実験に就いては後に見よう)。
戸坂潤 技術の哲学 青空文庫
自然が空間的拡りを有つと共に、これに平行して、又、時間的拡りを持つと云った処で、自然のもつ空間も時間も、夫々各々の一つの現象形態に過ぎないから、これを全般の総現象形態の平行にまで押し及ぼすことは、それだけでは出来ない。
戸坂潤 現代唯物論講話 青空文庫
最後の課題は、この技術的乃至実験的な思想特徴を、更に理論を越えて、文学的影像やモラルにまで押し及ぼすことでなくてはならぬと考える。
戸坂潤 現代唯物論講話 青空文庫
俳句に富士山を入れると俗な句になりやすい、俳句に松の句もあるけれど松の句には俗なのが多くて、かえって冬木立の句に雅なのが多い、達磨なんかは俳句に入れると非常に厭味が出来る、これ位の事は前から知って居たのであるけれどそれを画の上に推し及ぼす事が出来なんだのである。
正岡子規 青空文庫
この父子・兄弟の小範圍に限られた愛情を、一般人衆といふ大範圍に推し及ぼす必要がある。
桑原隲藏 支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道 青空文庫
忠恕の方によつて、孝弟の心を極端まで推し及ぼすと、天下一家、四海兄弟といふ、博愛的仁に到達することが出來る。
桑原隲藏 支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道 青空文庫
之を一般に芸術全般に推し及ぼすことは容易であるが、今はそういう一般論に過ぎることは省こう。
戸坂潤 哲学の現代的意義 青空文庫