愛神
あいしん
名詞
標準
god of love
文例 · 用例
」 とすらりと立った丈高う、半面を颯と彩る、樺色の窓掛に、色彩|羅馬の女神のごとく、愛神の手を片手で曳いて、主税の肩と擦違い、「さあ、こっちへいらしって、沢山お煙草を召上れ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
若い時、ああいうふうで、むやみに恋愛神聖論者を気どって、口ではきれいなことを言っていても、本能が承知しないから、ついみずから傷つけて快を取るというようなことになる。
— 田山花袋 『少女病』 青空文庫
戀愛神の弱弓では射落されぬ女ぢゃ。
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
自分は青年時代の樣な戀愛神聖論者ではない。
— 斷橋 『泡鳴五部作』 青空文庫
愛神キユピツトに立小便をさせたなどは実に他人を眼中に置かない遣方だと思ふ。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
此説話に於ては、大物主神と云わず、愛神と云わず、蛇神と云わず、海神の女と云わずして、直ちに動物なりと云う。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
上段にはメロスの愛神の模像を、ほの暗き室の隅に夢かとばかり据えてある。
— 夏目漱石 『野分』 青空文庫
広大な公園は、愛神の支配の下にある若者のやうに、太陽のぎら/\した眼の下に悶絶してゐる。
— ボードレール 『道化と※ナス』 青空文庫
作例 · 標準
ギリシア神話における愛神エロスは、背中に翼を持つ少年の姿で描かれるのが一般的である。
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ルネサンス期の絵画には、愛神クピドが恋人たちの仲をとりもつ様子が優雅に表現されている。
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「まるで愛神の悪戯にでも遭ったかのように、思いがけない場所で二人は運命的な再会を果たした。」
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叙事詩の中で、愛神は時に人間の理性を狂わせ、一国の運命さえも変えてしまう強大な力として描かれる。
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