手枷足枷
てかせあしかせ
名詞
標準
manacles
文例 · 用例
これは余談だが、小田原落城後、秀吉は、その時の使節たる坂部岡江雪斎を捕え、手枷足枷をして、面前にひき出し、「汝の違言に依って、北条家は亡んだではないか。
— 菊池寛 『真田幸村』 青空文庫
」思ひが、全身を恰も身に合はぬ窮屈な外套と云はうか、鎧と云はうか、手枷足枷と云はうか名状し難い強さで絞めつけられて来て、それこそほんたうに「穴があれば這入りたい!
— 牧野信一 『女に臆病な男』 青空文庫
獄卒も今さら途方にくれて、よんどころなく彼を出してやったが、どうなることかと案じていると、やがて檐の瓦を踏む音がして、彼は家根から飛び下りて来たので、獄卒は先ずほっとして、ふたたび彼に手枷足枷をかけて獄屋のなかに押し込んで置いた。
— 異聞総録・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
手枷足枷 やはりこの千葉でのことだ。
— 大杉栄 『続獄中記』 青空文庫
鉄の手枷足枷まではめたレーニンが、一八九五年にまだ大学生で政治犯としてシベリアに送られた時の人相書がある。
— 宮本百合子 『ロシアの過去を物語る革命博物館を観る』 青空文庫
革命博物館には、種々様々の革命的文献の他に帝政時代、政治犯が幽閉されていた城塞牢獄の監房の模型が、当時つかわれた拷問道具、手枷足枷などをつかって出来ている。
— 宮本百合子 『刻々』 青空文庫
とはいへ上の命令によつて御守り下さる上は務めを怠るわけには行かないであらうが、昼の守りはとにかくとして、夜間は手枷足枷をつけ牢につないでいたゞいて、せめて人々を安眠させていたゞくやうに御取計ひを願ひたい。
— ――ヨワン・シローテの殉教―― 『イノチガケ』 青空文庫
幾時代かの伝習はその抗しがたい手枷足枷で女をとらえた。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
作例 · 標準
自由を奪われた囚人は、手枷足枷をはめられていた。
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彼女は伝統という手枷足枷から逃れたいと願っていた。
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厳しいノルマが彼にとって手枷足枷となり、創造性を妨げていた。
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