模
かたぎ
名詞
標準
文例 · 用例
予は起って庭から空模様を眺めた。
— 伊藤左千夫 『大雨の前日』 青空文庫
予は又其空模様を永く見て居るに堪えないで家に入った。
— 伊藤左千夫 『大雨の前日』 青空文庫
それは、今日世上に、家庭問題を論究しつつある人々の内にも、必しも不円満な家庭中の人|許りは居るまい、人の模範となるべき家庭を保って居る人も、多いであろうけれども、実行の伴わない論者も、決して少くはあるまいと思う。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
元来、家庭と云うものは、其の人次第の家庭が成立つものであって、他から模型を示して、家庭というものは、是々にすべきものなどと、教え得べきものでないと思う。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
甲の家庭を乙が模し、丙の家庭を丁が模すると云うような事は、迚ても出来ないことじゃと信ずる。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
予は獣医に府下|鵞口瘡の模様を問うた。
— 伊藤左千夫 『牛舎の日記』 青空文庫
そうして「無地表、裏模様」の渋味、すなわち趣味としての渋味は、甘味を止揚したもので、第三段たる「合」の段階を表わしている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
絵画、彫刻、詩は前者に属し、模様、建築、音楽は後者に属する。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫