諒とする
りょうとする
表現動詞-サ変-する
標準
to acknowledge
文例 · 用例
しかし後代の人々はいつかラツサアレも言つたやうに、「我々の過失を咎めるよりも我々の情熱を諒とするであらう。
— 芥川龍之介 『文芸的な、余りに文芸的な』 青空文庫
故に孝行から出發した行爲ならば、行爲そのものが不都合でも、支那人は之を諒とする。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
故に我々は今日の青年に忠君愛国の念を鼓吹し、其志望を遠大ならしむべきを勧め、殊に軍備上の義務の如きは之を光栄ある義務として尊重し、且つ進んで之に当らしめんとする先輩の苦衷を諒とする。
— 吉野作造 『蘇峰先生の『大正の青年と帝国の前途』を読む』 青空文庫
ただ先方として、それを諒とするか、しないか、その辺のことまでは、米友の悪くない頭も働く余裕がなかったというのは、この場合ではまた是非がなかったと言えば言えます。
— 不破の関の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
先生の説くところは極めて平明で疑ひを容れる余地もなく、加之、同じ言説を、幾度となく繰り返されるので、流石の陸軍当局も、先生の欺かざる熱意と根気と、終りなき訥弁に、たうとうしびれを切らして、帝大の主旨を諒とするに至つたのださうである。
— 辰野隆 『浜尾新先生』 青空文庫
すでに蹶起のことは天聴に達し、自分らの行動を諒とする旨、軍でも言明している。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
考えて見ると然うでした」「君の心持は諒とするけれど、先方で秘している問題に此方から進んで触れたのは処置として実に拙劣だった」「詰まらないことをしました」「もっと交際が進んでからなら兎に角、今のところでは差出がましい」「はあ、尚早でした」「難癖をつけたと思われるのも無理はない。
— 佐々木邦 『求婚三銃士』 青空文庫
今となっては私の方も申分ない婿を得ていますから、苦情は申しませんけれど、閣下も随分横着でいらっしゃいますな」「重々恐れ入ります」「自分が揃えたものから一番目ぼしいのを掻っ払われて、快く諒とする人間は滅多にありませんよ。
— 佐々木邦 『求婚三銃士』 青空文庫
作例 · 標準
彼が本日の重要な会議を欠席することについては、ご家族の急病という事情を鑑み諒とする。
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被災地への支援物資の到着が予定より遅れている件については、現地の劣悪な道路状況を考慮し諒としていただきたい。
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「こちらの不手際による納品遅れにもかかわらず、社長は快く諒としてくださり感謝に堪えません」
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