変圧所
へんあつじょ
名詞
標準
transformer substation
文例 · 用例
例へば悪趣味で人を呼ぶ都会の料理屋の造り庭の全く無意味なこけおどしの石燈籠などよりも、寸分無駄のない合理的な発電所や変圧所の方がどの位美しく気持がよいか比較にならないやうに思はれるのである。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
例えば悪趣味で人を呼ぶ都会の料理屋の造り庭の全く無意味なこけおどしの石燈籠などよりも、寸分無駄のない合理的な発電所や変圧所の方がどのくらい美しく気持がよいか比較にならないように思われるのである。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
ひと叢の樟のわか葉の黄金いろ梢も高く、濡れ濡るる雨後の夕のひとあかり、入日に燃えて潤やかに、華やかに、調べあはするかなしみの、よろこびの、くるしみの香も狂ほしき生の曲……夢の合奏……そのかげに、赤き煉瓦の変圧所、心盲ひし高圧の電気の叫喚音もなく、斜に走る銅線のかきむしりゆく火の苦悩。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
いま、夕焼の変圧所嘲けるごとく、はたや、かの虐殺の血を浴びしごと、あかあかと笑ひくるめく……四十四年五月晩夏くわと照らす夕陽の光、噴水の霧のしぶきよ。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
製材所・変圧所・そして製材所。
— 白夜幻想曲 『踊る地平線』 青空文庫
木村町の高力松、現在では救世軍の学校と変圧所がある、あのあたりは、昔は辻斬のあったという場所である。
— 宮島資夫 『四谷、赤坂』 青空文庫
六 ところでその一方、夜の国の恋人、第四次元の世界の錦小路苗子との関係は、共鳴する二人の心臓の鼓動で、変圧所のダイナモのように大虚を震憾させて居りました。
— 第四次元の恋 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
本村町の変圧所の前で崩壊した外壁の間から内部の機械の案外に損じていないのを見たとき、ただそれが破壊の手をまぬがれたということだけで、嬉し涙がこみ上げて来た。
— 和辻哲郎 『地異印象記』 青空文庫
作例 · 標準
住宅街のすぐ隣に新しい変圧所が建設されることになり、住民への説明会が開かれた。
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台風の影響で変圧所の設備が冠水し、復旧までにはまだ数日かかる見通しだ。
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線路沿いにある古い変圧所は、現在は使われておらず蔦に覆われている。
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