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王笏

おうしゃく
名詞
1
標準
sceptre
文例 · 用例
しかも往年の高平太が一躍して太政大臣の印綬を帯ぶるや、彼等は彼等を囲繞する社会に、黄金の勢力を見、紫綬の勢力を見、王笏の勢力を見たり。
芥川龍之介 木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌) 青空文庫
王の持っていたらしい王笏と、穿いていたらしい靴が一足、傷ましい悲劇を語り顔に、床の上に捨ててあるばかりで、王も王妃も居ないのである。
国枝史郎 赤格子九郎右衛門 青空文庫
それは王笏をもった帝王たちを哄笑しはじめる商人たちのつら魂がまず掴んだ感覚である。
中井正一 美学入門 青空文庫
赤い軍服は、青と浅黄色との上衣にかわり、手には王笏のかわりに剣をもち、頭には縁のそりあがった三角帽をかぶり、下にはペンキの大きな文字で、ワシントン将軍と書いてあった。
ディードリッヒ・ニッカボッカーの遺稿 リップ・ヴァン・ウィンクル 青空文庫
傲慢なエリザベスの手からは王笏が盗まれている。
ワシントン・アーヴィング Washington Irving ウェストミンスター寺院 青空文庫
幸福遅いが大地における科学の夜明け;平和が心を励まし健康が気持ちを新たにする;病いと楽しみがここでは一緒になるのを終わりにして、理性と情熱がそこでは争うのを止め、足かせを取り除かれた心が大地にそのすべてを征服するエネルギーを広げ無限の領地の王笏を振るう間に。
イェール大学で1913年に行った一連の講義 近代医学の興隆 青空文庫
アートレ,デース身を起し、新たに成れる美はしき衣を纒ひ、戰袍の廣きを上に打はふり、光澤なめらの雙脚にいみじき戰鞋穿ちなし、銀鋲うてる長劔を肩に斜めに投げ掛けつ、 45父祖相傳のいかめしき王笏手にし、青銅の胸甲穿つアカイアの陣中さして出でて行く。
ILIAS イーリアス 青空文庫
しかく陳じて集會の席をまさきに辭し去れば、つゞいて王笏もてる者、同じく立ちて群衆の 85牧者の命に從へり。
ILIAS イーリアス 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア

王笏 は、君主が持つ象徴的かつ装飾的な杖であり、レガリアの一種である。職杖によく似たものもあるが、その用途は全く異なる。宝珠と組み合わせて描写されることが多い。

出典: 王笏 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0