駅亭
えきてい
名詞
標準
文例 · 用例
人生の悲しきに堪えずや有りけん、其夜駅亭にみずから縊れて死しぬ。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
捲き上げようとして這入り込みながら散々手を焼いて駅亭から追い立てられているような事もいった。
— 有島武郎 『カインの末裔』 青空文庫
純朴な古風の純日本の駅亭もある。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
駅亭に小道具をひさぐもの多し。
— 岡本綺堂 『鼠』 青空文庫
何の幸ぞ、砲声坤軸を動かす時、紅塵万丈の巷に在りて、ひとりわれ前輩に侍し、驢に騎りて桟路に早梅の暁をめで、兎を焼いて駅亭に微雪の夜を愛す。
— 河上肇 『閉戸閑詠』 青空文庫
ただ一度聞いたことがあるのは、日高の国、沙流山道の駅亭が化け物屋敷にて、ここに宿泊せしものが妖怪を実視したとの話を聞いたのみである。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
) 七月一日、セントポール駅に宿して、行尽湖西幾駅亭、法爾城畔客車停、朝来暑気如三伏、雷声忽過天地青。
— 井上円了 『西航日録』 青空文庫
)行尽湖西幾駅亭、保羅城畔客車停、朝来暑気如三伏、雷雨一過天地青。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫