相物
あいもの
名詞
標準
fresh or dried fish preserved in salt
文例 · 用例
さっと立ち上がると形相物凄く呼びとめました。
— 幽霊を買った退屈男 『旗本退屈男 第十話』 青空文庫
人々の記憶を問ひ知れるだけは知らうとせられたのであるが、如何にせむ、曙覧と親しく相物語つた人が、殆なくなりかけた時分から、此方々の為事が初つたのであつた。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
若し是を偽と申し候はゞ、三右衛門を始め入満寿庵トナト白状いたさせ申すべく候」とあつて、天川の伝説は間違ひでしたと言はない限り車裂きにも致しかねない思ひつめ方、眥を決し双肌ぬいで詰め寄る形相物凄い。
— ――ヨワン・シローテの殉教―― 『イノチガケ』 青空文庫
その時、親猿は、悲しげに鳴きさけびながら、怒の形相物凄く、半四郎を、きっ、と睨みつけていた、というではございませぬか。
— 酒井嘉七 『京鹿子娘道成寺』 青空文庫
やがて鼓判官は寄手に向って形相物凄く大音声をあげた。
— 第八巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
「日高くば能登の国まで越えうずると思えるに、僅かの笈一つ背負うて、後にさがればこそ人も怪むれ」 と、怒りの形相物凄く、金剛杖をおっ取って、散々に打擲する。
— 酒井嘉七 『ながうた勧進帳』 青空文庫
手前の八疊に床を敷いて寢てゐた主人の重三郎は、頸のあたりを一と突きにやられ、床から拔け出し加減に血潮の中に縡切れ、境の唐紙を開けた次の長四疊には、薄暗い中に据ゑられた不動明王の木像が、嚇怒の面相物凄く、ヂツとそれを見下ろしてゐるのでした。
— 佛敵 『錢形平次捕物控』 青空文庫
アヒモノ 又アヒノモノ、古い文書には合物と書いた例が多く、或は相物とも書いて居るが、意味は採取期と採取期との中間の食物、即ち主として乾して貯へてある魚類海産物、鰹節乾海老の類をさう呼んだのである。
— 柳田國男 『食料名彙』 青空文庫
作例 · 標準
例句