旧業
きゅうぎょう
名詞
標準
文例 · 用例
さればこの頃よりは思ひしよりも忙はしくして、多くもあらぬ蔵書を繙き、旧業をたづぬることも難く、大学の籍はまだ刪られねど、謝金を収むることの難ければ、唯だ一つにしたる講筵だに往きて聴くことは稀なりき。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
さればこの頃よりは思いしよりも忙わしくして、多くもあらぬ蔵書をひもとき、旧業をたずぬることもかたく、大学の籍はまだけずられねど、謝金を収むることのかたければ、ただ一つにしたる講筵だに往きて聴くことは稀なりき。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
」〔孤身俗ヲ謝シ奔馳ヲ罷ム/且ツ免ル竿頭百尺ノ危キヲ/薄命何ゾ壮歳ヲ過ユルヲ妨ゲンヤ/菲才未ダ必ズシモ清時ヲ補ハズ/求ムル莫カレ杜牧ノ兵ヲ論ズルノ筆ヲ/且ツ検セヨ淵明ノ飲酒ノ詩ヲ/小室|幃ヲ垂レテ旧業ヲ温ム/残樽断簡是レ生涯〕 わたくしはこの律詩をここに録しながら反復してこれを朗吟した。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
小室に幃を垂れて旧業を温めん。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫