断橋
だんきょう
名詞
標準
broken bridge
文例 · 用例
つまり、この橋は断橋なのです。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
井伏さんは、今でもそれは、お苦しいにはちがいないだろうが、この「青ヶ島大概記」などをお書きになっていらした頃は、文学者の孤独または小説の道の断橋を、凄惨な程、強烈に意識なされていたのではなかろうか。
— 太宰治 『『井伏鱒二選集』後記』 青空文庫
石橋の一つは断橋で、一つは錦帯橋であるが、この物語に関係のあるのは、その第一橋で、そこには聖祖帝の筆になった有名な断橋残雪の碑がある。
— 田中貢太郎 『断橋奇聞』 青空文庫
ある日往くともなしに足に信せて断橋へ往ったところで、左側に竹林があってその内から高い門が見えていた。
— 田中貢太郎 『断橋奇聞』 青空文庫
彼は夜の明けるのを待ちかねるようにして起き、そこそこに飯をすまして、断橋の施十娘の店へ往った。
— 田中貢太郎 『断橋奇聞』 青空文庫
断橋は鉄軌を高きに隔つる事|丈を重ねて十に至って南より北に横ぎる。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
――二人は断橋の上まで来て留った。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
日中には名古屋の市街から、宮、熱田を七里の渡しの渡頭まで行って、更に引返して、呼続ヶ浜、裁断橋――それから、まっしぐらに、古鳴海を突破して、ついに、ここまで落着いたのだから、前後左右を忘れるほどに疲れきって、つい寝そべってしまったことも無理はありません。
— 畜生谷の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
かつて対岸を結んでいた断橋が、歴史の爪痕を残すかのように川の中ほどで途切れている。
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霧の中に浮かび上がる断橋のシルエットは、どこか寂しげで幻想的な雰囲気を醸し出していた。
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戦火によって断橋となったその場所は、今では平和を祈るためのモニュメントとなっている。
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ウィキペディア
断橋 は、江戸時代の黄檗宗の僧。肥前国鹿島藩主鍋島直朝の長男。諱は直孝。
出典: 断橋 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0