独裁官
どくさいかん
名詞
標準
文例 · 用例
将軍、独裁官田中ハ、諸君ヲ山東ニマデヨコサシメタル田中ハ諸君ノ階級ノ最悪ノ敵デアルコトヲ!
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
ケレンコの方は、いまは太平洋委員長という役にはなっているが、彼は、現代の世界を根こそぎひっくりかえして共産主義の世界にし、あわよくばソ連の独裁官スターリンの地位をうばって、全世界を自分の手ににぎろうとしている、とさえいわれている人物だった。
— 海野十三 『太平洋魔城』 青空文庫
このごった汁というのは、鼠自身の疑惑や煩悶を初めとして、裁判官や独裁官といった体裁で、その前に威風堂々と控えながら、健康なのどを一杯に拡げて、からからと笑い飛ばしている直情径行的な人間どもの唾、――こういうものでできている悪臭ふんぷんたる溝泥みたいなものなのだ。
— ЗАПИСКИ ИЗ ПОДПОЛЬЯ 『地下生活者の手記』 青空文庫
この人物はまず穏健な政策によって政治犯の鎮圧に当たっていた独裁官であるが、彼はその面前にひざまずいて号泣しながら、メーリコフ襲撃のかどによって捕えられて、極刑に処せられようとしていた一青年の命ごいをしたのである。
— 神西清 『「あかい花 他四篇」あとがき』 青空文庫
それは天皇と独裁官とが分割する!
— ――高知牢獄にて―― 『獄内にてドイツの同志を思う歌』 青空文庫
われ/\は誓って矛に貫かれたきみらの独裁官の一族どもが、死体陳列場にさらされる日におくれぬだろう!
— ――高知牢獄にて―― 『獄内にてドイツの同志を思う歌』 青空文庫
彼女は独裁官・執政官・司法官より下の者にはその身を委せず、ひそかに情人たちの高位を喜びとした。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
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独裁官(どくさいかん)またはディクタトル は、共和政ローマの政務官。あらゆる領域に及ぶ強大な権限を有する政務官であり、国家の非常事態に1人だけ任命された。「独裁者」の語源。
出典: 独裁官 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0