呼ぶ子
よぶこ
名詞
標準
whistle
文例 · 用例
と泣きかけて呼ぶ子供の声があわれに聞えて来ましたが、私は、ふっと手を休めて考えました。
— 太宰治 『燈籠』 青空文庫
「兄さん」 と岸から呼ぶ子供の声がした。
— 島崎藤村 『桜の実の熟する時』 青空文庫
「父さん」 と呼ぶ子供を見つけて、高瀬は自分の家の前の垣根のあたりで鞠子と一緒に成った。
— 島崎藤村 『岩石の間』 青空文庫
」と呼ぶ子供の声が聞えました。
— 宮原晃一郎 『拾うた冠』 青空文庫
それでも、「坊ちゃんおいでよ」 と気軽に呼ぶ子供に誘われて、つい一言二言は口返えしをするようになったが悪戯子も、さすがに高い崖を攀じ登って来ることは出来ないので大きな声で呼び交すよりしかたがなかった。
— 水上滝太郎 『山の手の子』 青空文庫
夏の昼過ぎの明い寂寞は、遠い階下の一室から聞える玉突の音と折々起る人々の笑ひ声、森閑とした白昼のホテルの廊下を歩くボオイの足音、時々にママア/\と云つて母親を呼ぶ子供の声に乱されるばかり。
— 永井荷風 『海洋の旅』 青空文庫
逃げまどう乙女、母を呼ぶ子など、目もあてられず、炎は路を照らして赤く、その中を、疾駆、馬上に人を抱えて馳け去った二騎の影と、それを守護して行く十数騎とが、あたかも、天から降りて来た十二神将の像のように見えた。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
いかに泰子、今こそはおまへの髪毛なよぶころ花は香炉に打薫じ、羊の歌羊の歌 安原喜弘に※ 祈り死の時には私が仰向かんことを!
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
作例 · 標準
子供たちが公園で呼ぶ子をピーピー鳴らして遊んでいる。
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船員が呼ぶ子を吹いて、仲間を呼んだ。
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昔は、呼ぶ子を使って合図を送ることもあった。
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