細工品
さいくひん
名詞
標準
文例 · 用例
だから稈は藁細工品としては使ひものにならぬといふことだ。
— 島木健作 『東旭川村にて』 青空文庫
ホテルを出てウィーンの街を歩くにつれ、目につく鞣細工品の店のあれからこれへと丹念に飾窓を見くらべた。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
鞣細工品の店頭の椅子にかけて、素子は自分たちの前へ並べられた男もちの財布の一つを手にとり、しかつめらしくそのにおいをかいでいる。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
素子が自分の言葉の通用しないもどかしさと、伸子のうかつさとに癇をたかぶらしてきっかけがありさえすれば又けさのような場面が起るのかと思うと、伸子はその鞣細工品で、自分のために気の利いた小鞄を選びながら自分たちの旅行について銷沈した気分になるのだった。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
とたんに、むすめは思わず大きな声をあげて、「まあ、なんてきれいな金細工品でしょう。
— グリム Grimm 『忠義者のヨハネス』 青空文庫
王女さまは金細工品がとってもおすきですから、きっと、みんな買いあげてくださいますよ。
— グリム Grimm 『忠義者のヨハネス』 青空文庫
船にありますものは、金細工品といたしましては、もっともじょうずにできておりまして、またと手にいれることのできない、りっぱなものばかりでございます。
— グリム Grimm 『忠義者のヨハネス』 青空文庫
」 王女はその金細工品をみんなもってくるようにとのぞみましたが、ヨハネスは、「そういたしますには、ずいぶん日にちがかかります。
— グリム Grimm 『忠義者のヨハネス』 青空文庫