公家衆
くげしゅう異読 くげしゅ
名詞
標準
courtier
文例 · 用例
あれを産んだ母親は、そのむかし、都の公家衆に奉公したもの、縁あつてこの夜叉王と女夫になり、あづまへ流れ下つたが、育ちが育ちとて氣位高く、職人風情に連れ添うて、一生むなしく朽ち果るを悔みながらに世を終つた。
— 岡本綺堂 『修禪寺物語』 青空文庫
昔は公家衆など生活難から歌道の秘事という事を唱え、伝授に托して金を捲き上げた。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
あれを産んだ母親は、そのむかし、都の公家衆に奉公したもの、縁あってこの夜叉王と女夫になり、あずまへ流れ下ったが、育ちが育ちとて気位高く、職人風情に連れ添うて、一生むなしく朽ち果つるを悔みながらに世を終った。
— 岡本綺堂 『修禅寺物語』 青空文庫
「此は、山の人々が考へてゐるやうな、公家衆ではないかも知れぬ。
— 折口信夫 『死者の書 續篇(草稿)』 青空文庫
小野小町という美女は、情知らずか、いい寄った、あまたの公家衆のその中に、分けて思いも深草の少将。
— 小金井喜美子 『鴎外の思い出』 青空文庫
「現に、」伊之助は二人の話を引き取って、「あの公家衆の御通行は四月の八日でしたから、まだこんな改革のお達しの出ない前です。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
」「いくら公家衆でも、六百人の人足を出せはばかばかしい。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
「あの公家衆の御通行には、差し引き、四両二分三朱、村方の損になったというじゃありませんか。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫