正士
せいし
名詞
標準
文例 · 用例
世は仁人正士を欲し慕い憧れること甚だ深いのである。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
且憂国之正士を構陥讒戮し、此頃|外夷に内通し、耶蘇教を皇国に蔓布することを約す。
— 森鴎外 『津下四郎左衛門』 青空文庫
いまは阪大にいる菊地正士博士は、理研の西川研究室にいたとき、電子の波動性を実験的に立証したことはあまりにも有名だ。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
同期の藤岡(由夫)君や、一年あとの菊池(正士)君、それに相対性理論でアインシュタインに大いに盾をついた土井(不曇)さんなど、元気のよい連中が十人近くも集って、毎週木曜日の晩に雑誌会をやって、皆が大いに気焔をあげていたものである。
— 中谷宇吉郎 『日本のこころ』 青空文庫