冷やし飴
ひやしあめ
名詞
標準
chilled syrup
文例 · 用例
もう、こうなったら、冷やし飴でも売りに歩かな、仕様おまへんな。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
お前みたな気イで冷やし飴売りに歩いてたら、飴が腐敗ってしまう……」 言って、他吉はふと眼をひからせた。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
「――それとも、よっぽど冷やし飴が売りたけりゃ、マニラへ行きなはれ」「なんぜまた、マニラへ……?
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
」 黙っている新太郎に代って、初枝がおどろいて訊くと、「マニラは年中夏やさかい、モンゴ屋商売して、金時(氷)や冷やし飴売ってても、結構商売になる。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
大阪にいてては、お前、寒なったら、冷やし飴が売れるか」「冬は甘酒売ったら、ええ」 初枝に肱を突かれて、新太郎が言うと、他吉は噛んだろかというような顔をした。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
十やそこらで、お前、日に二十銭も小遣い使いよる言うやないか、こないだ千日前へひとりで活動見に行って、冷やし飴五銭のみよって、種さんとこの天婦羅十三も食べよって、到頭|下痢になって、注射うつやら、竹の皮の黒焼きのますやら、えらい大騒動やったが、あんな子になってみイ、どないもこないも仕様ない。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
夏は冷やし飴も売り、冬は※巻きを焼いて売っていたが、飴がこの店の名物になっていて、早朝から夜更くまで売れたので、店の戸を閉める暇がなく、千日前で徹夜をしているたった一軒の店であった。
— 織田作之助 『神経』 青空文庫
冷やし飴一杯も飲まずに、家へ帰ると庄之助は昂奮した声で、怒鳴るように言った。
— 織田作之助 『道なき道』 青空文庫
作例 · 標準
京都の暑い夏、冷やし飴の独特な生姜の香りが鼻をくすぐる。
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縁日の屋台で買った冷やし飴は、氷がカチカチと音を立てて涼やかだった。
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喉がイガイガするので、生姜たっぷりの冷やし飴を飲んで休むことにした。
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