するする
するする
副詞-と副詞頻度ランク #36615 · 青空 302 例
標準
smoothly
文例 · 用例
月夜に往来へ財布を落しておいて小蔭にかくれて見ている、通行人があたりを見廻わしてそれを拾おうとするときに、そっと手許の糸を手繰ると財布がひとりでするすると動き出すというような深刻な教育法をも実行した事があったようである。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
するすると二艘の舟は岸を離れる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
それからまた針葉樹林を駈け下りる、水の音がするすると、樹の間を分けて上って来るようだ、水!
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
嘉門次はふと草原を切り靡けたような、路のあるのを見出して、太い短かい杖で、猪独活をあしらいながら、「熊が通った路だあ」と言った、草はよほどの重量を、載せたように、右に左に押し倒されて、その凹んだ痕が、峰の方へ、斜に切って、するすると登って行く。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
ふちの上の滝へ平らになって水がするする急いで行く。
— 宮沢賢治 『台川』 青空文庫
巻き縮んだ黒焦の紙が一枚一枚するすると伸びて焼けない前のページに変る。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(2)』 青空文庫
仕事の難点が一杯の茶をのんでしまうとするすると解決するということも珍しくなかった。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
それが、空の光の照明度がある限界値に達すると、多分細胞組織内の水圧の高くなるためであろう、螺旋状の縮みが伸びて、するすると一度にほごれ拡がるものと見える。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
作例 · 標準
ロープを引くと、帆がするすると上がって船が動き出した。
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彼女は難解な数式を、まるでするすると紐解くように解いていった。
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子猫は高いカーテンを、鋭い爪を立ててするすると登りきってしまった。
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