打ち付ける
うちつける
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to nail (to something)
文例 · 用例
また推進器の羽で水を艫部に打ち付けるためにいくぶんの振動を起すが、これは船体の枢要な箇所を丈夫にすれば大抵防がれる事になる。
— 寺田寅彦 『汽船の改良』 青空文庫
恋をするにも真正面に相手にぶつかって真心を打ち付ける気魄も無くなり、ただふわふわ恋の香りだけに慕い寄る蝶々のような当世男の一人さ。
— 岡本かの子 『或る秋の紫式部』 青空文庫
一体波の激しく岩に打ち付ける所では漁の多いことがあるもので、只そんな所へ漕ぎ出す勇気さへあれば、人の収め得ない利益をも収め得ることが出来るものでございます。
— A DESCENT INTO THE MAELSTROM 『うづしほ』 青空文庫
十六 さて引続いてお聞に入れました松葉屋の若草は、伊之助を咀いまして、庭の松の樹へ小刀を打ち付けるという処まで弁じましたが、この小刀には金重と銘が打ってございまする。
— 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) 『粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)』 青空文庫
正介は「坊ちゃまそら敵だッ」と仏壇の陶器の香炉を打ち付ける、灰が浪江の両眼に入る、ここぞと正介は「樫の木の心張棒で滅多打ちに腰の番」を三つ四つ喰わした。
— 「怪談牡丹燈籠」「江島屋騒動」「怪談乳房榎」「文七元結」「真景累ヶ淵」について 『我が圓朝研究』 青空文庫
そこへ付け込んだ悪獣の群はヒラリヒラリと空に飛び翔け、武兵衛の頭上を向こうへ越えそのつど目潰しを打ち付ける。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
可哀想に釘を打ち付けるということがあるもんか。
— 小川未明 『点』 青空文庫
そいつを五寸釘で何處かの杉かなんかに打ち付けるつもりのを、町内の者に見付けられて――いや大變でしたよ」「フーム」 平次も薄々それは聞いて居りました。
— 受難の通人 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
to bang (e.g. one's head)
作例 · 標準
例句
標準
to throw (at a wall, on the floor, etc.)
作例 · 標準
例句