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浴衣地

ゆかたじ
名詞
1
標準
文例 · 用例
鬱金木綿の風呂敷に、浴衣地が堆い。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
」 その浴衣地というのは、そのころ誰かの思いつきでデパアトとタイアップで工夫されたもので、作家たちの意匠に成るものであった。
徳田秋声 仮装人物 青空文庫
七夜には自身で水口へ出て来て、肴を見繕ったり、その肴屋と医者とが祝ってくれた鯉の入れてある盥の前にしゃがんで見たり、俳友が持って来てくれた、派手な浴衣地を取りあげて見たりしていた。
徳田秋声 青空文庫
お銀は箪笥のうえにおいてあった浴衣地を卸して来て、笹村に示せた。
徳田秋声 青空文庫
おつぎは勘次の懷が幾らか暖かに成つたので、廉物ではあるが中形の浴衣地も拵へて貰つた。
長塚節 青空文庫
おつぎは其の浴衣地を着てお品の墓へ行つたのである。
長塚節 青空文庫
おつぎは浴衣地へ赤い帶を締めた。
長塚節 青空文庫
無事に裏木戸まで通り抜けたものには、景品として浴衣地一反をくれるとか、手拭二本をくれるとか云うことになっているので、慾が手伝ってはいる者も少なくないんです」「通り抜ければ、ほんとうに浴衣や手拭を呉れるんですか」と、わたしは訊いた。
幽霊の観世物 半七捕物帳 青空文庫