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不文

ふぶん
名詞-の形容詞頻度ランク #42272 · 青空 44
1
標準
unwritten
文例 · 用例
ただ生来の不文のために我学界に礼を失するがごとき点があるかもしれないが、これについては単えに読者の寛容を祈る次第である。
寺田寅彦 学位について 青空文庫
しかし行文の間に少しでも臆断のにおいがあればそれは不文の結果である。
寺田寅彦 比較言語学における統計的研究法の可能性について 青空文庫
不文の中、ところどころ片仮名のページ、これ、わが身の被告、審判の庭、霏々たる雪におおわれ純白の鶴の雛一羽、やはり寒かろ、首筋ちぢめて童子の如く、甘えた語調、つぶらに澄める瞳、神をも恐れず、一点いつわらぬ陳述の心ゆえに、一字一字、目なれず綴りにくき煩瑣いとわず、かくは用いしものと知りたまえ。
太宰治 創生記 青空文庫
――まだ、まだ、言いたいことがあるのですけれども、私の不文が貴下をして誤解させるのを恐れるのと、明日又かせがなければならぬ身の時間の都合で、今はこれをやめて雨天休業の時にでもゆっくり言わせて貰います。
太宰治 虚構の春 青空文庫
不文、意をつくしませぬが、御判読下さいまし。
太宰治 虚構の春 青空文庫
尚、このたびは、『英雄文学』にいよいよ創作御執筆の由私の今月はじめの御注進、すこしは、お役に立ちましたことと存じ、以後も、ぬからず御報告申上べく、いつも、年がいなく騒ぎたて、私ひとり合点の不文、わけわからずとも、その辺よろしく御判読下さいまし。
太宰治 虚構の春 青空文庫
村人達はそれを聞いて、それはきっと例の狸だったろうと云って、其の行為を殊勝がったが、其の心が村人達をして狸には決して危害を加えまいという不文律をこしらえさせた。
田中貢太郎 狸と俳人 青空文庫
美津田氏は質直不文の人なれど、假名付の小説を能く讀みたり、其談話は一に記臆より出し故に、誤謬も多少有るべきと同時に、虚構潤色を加る事無しと知らる。
南方熊楠 秘魯國に漂著せる日本人 青空文庫
作例 · 標準
彼らの間には、お互いの過去には触れないという不文の約束があった。
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その村には、よそ者には理解しがたい不文の掟が今もなお残っている。
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会議の席次には、役職順に座るという不文のルールが存在する。
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2
標準
illiterate
作例 · 標準
彼は不文であった祖母に代わって、故郷の友人へ手紙を代筆してあげた。
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近代化以前の社会では、多くの民衆が不文であったため、情報の伝達は口承に頼っていた。
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政府は識字率を向上させるため、不文の国民を対象とした教育プログラムを全国で実施した。
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3
標準
poor writing
作例 · 標準
彼の書く文章は不文で要領を得ないため、読むのにいつも苦労する。
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自身の不文を恥じた彼は、文章読本を買い込み、表現力を磨く努力を始めた。
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先生は私の作文に対し、「不文だが、君の誠実な人柄は伝わってくる」と評してくれた。
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