来車
らいしゃ
名詞動詞-サ変
標準
your coming
文例 · 用例
これから手紙を持たしてやって、電話じゃアだめだよ、そして明朝午前八時までに御来車を仰ぐとでもしておこう。
— 国木田独歩 『疲労』 青空文庫
敬坊なか/\戻つて来ない、二人でぢり/\する、二人だけで物足りない夕飯を食べて、敬坊の家の方へ散歩する、樹明君は敬君徃訪、私は帰庵、水を汲んだり汚れ物を洗つたりしてゐると、果して敬坊来車、酒を持つて、間もなく樹明も来車、茹鮹を下げて。
— 山口 『行乞記』 青空文庫
扨先般は御来車|被下、且御土産に預り候所、足痛にて御目にかゝり不申、失礼致候。
— 小金井喜美子 『鴎外の思い出』 青空文庫
やがて半月あまりを経たりしに突然福地家の執事|榎本破笠子より予て先生への御用談一応小生より承り置べしとの事につき御来車ありたしとの書面に接し即刻番地を目当に同じく木挽町の河岸通なる破笠子が寓居に赴きぬ。
— 永井荷風 『書かでもの記』 青空文庫
「遠路之御厭ひなく御来車且つ御用被仰付日増に繁昌候段有難仕合に奉存……」といふやうな書き出しを以つて、新しく神田連雀町へも店を設けるといふ広告を読売新聞に出したのが、明治二十年のことだ。
— 木村荘八 『「いろは」の五色ガラスについて』 青空文庫
私は世界の探偵の仕事を研究するために亜米利加からきた者ですが、貴下のためにお祝の晩餐を差上げたいと思いますから、今晩六時、日本ホテルまで御来車下さいますように。
— 山本周五郎 『骸骨島の大冒険』 青空文庫
すっかり吐いてしまって、暫く塀に凭れてしゃがんでいると、不思議なくらいしゃんとして来た。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
教育課長は、煤煙禁止運動の必要について約一時間くらいしゃべっていたが、教師たちは完全に全部居眠りしていた。
— 賀川豊彦 『空中征服』 青空文庫
作例 · 標準
「遠路はるばるのご来車、誠にありがとうございます。」と店主が客を迎えた。
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本日はご来車いただき、心より感謝申し上げます。
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彼は私の来車を心待ちにして、玄関で待っていた。
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