楓葉
ふうよう
名詞
標準
maple leaf
文例 · 用例
甲子の山へ到りて楓葉の景見ざらむは、堂に至りて室に入らざるが如し』とは、白河樂翁公の記せる所也。
— 大町桂月 『阿武隈川水源の仙境』 青空文庫
樂翁公の口眞似すれば、甲子の楓葉見て甲子の瀧見ざるは、堂に上りて未だ室に入らざるが如しとも云ふべきかとて、白河風士記に據り、宿の人々に聞きたゞして、あまねく甲子の瀧を探りぬ。
— 大町桂月 『阿武隈川水源の仙境』 青空文庫
上流に燃ゆるが如き楓葉あり。
— 大町桂月 『碓氷峠』 青空文庫
そのときの狂言は一番目「清正誠忠録」、二番目「花盛劇楓葉」で、中幕には改名披露として「曾我の対面」を出し、梅幸の十郎、菊五郎の五郎、栄三郎の八幡三郎で、団十郎が工藤を勤めた。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
往路には霞亭が「楓葉為塵梅未開、非君誰肯顧蒿莱」と云つて迎へた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
日暮東塘正落潮、孤篷泊處雨蕭蕭、疎鐘夜火寒山寺、記過呉楓第幾橋、楓葉蕭條水驛空、離居千里恨難囘、十年舊約江南夢、獨聽寒山夜半鐘王漁洋も寒山寺の夜半の鐘声を聞いたのである。
— 河上肇 『閑人詩話』 青空文庫
四月十九日京洛之新緑、美無加、散歩途上口占東山春色絶纖塵 東山の春色纖塵を絶つ、楊柳青青楓葉新 楊柳青々楓葉新たなり。
— 河上肇 『閉戸閑詠』 青空文庫
青い楓葉につつまれたる白布の滝が静かに落ち、その周囲は雲煙を以てぼかされた。
— 大切な雰囲気 『大切な雰囲気』 青空文庫
作例 · 標準
秋の深まりとともに、京都の山々は鮮やかな楓葉に彩られ、観光客の目を楽しませている。
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庭園の池に落ちた一枚の楓葉が、水面に小さな波紋を描いた。
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彼は栞として使うために、色鮮やかに紅葉した楓葉を拾い上げて本に挟んだ。
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