不信任案
ふしんにんあん
名詞
標準
no-confidence motion
文例 · 用例
この年若な代議士は、窓枠に頭を凭せて、内閣不信任案当時の議会を思ひ浮べてみた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
それは三好校長が組合会議から排斥されて、不信任案の決議をされるということだった。
— 大杉栄 『自叙伝』 青空文庫
また、その不信任案というものの内容も少しも知らなかった。
— 大杉栄 『自叙伝』 青空文庫
しかしこの騒ぎは、組合で不信任案を取消すということと、校長が辞職するということとで治まって、生徒は校長の懇請でようやく学年試験を受けることになった。
— 大杉栄 『自叙伝』 青空文庫
しかし、こんど上程された法案のように保守政党が占める両院の承認を経た五年間任期の五人の委員会を、不信任案をつきつけられている首相が任命して全日本の放送事業が統制されるとしたなら、現在の政府の堕落と思い合わせ日本のラジオの自由と民主化を期待することは不可能である。
— ――日本の文化のまもり―― 『三年たった今日』 青空文庫
官僚と党人との政争の外に立っている私たち婦人は、いまさら衆議院の提出した内閣不信任案の是非や、それに応戦して寺内内閣の奏請した解散の不法であるか否かを顧みるようなことに多くの必要も深い興味も持つことが出来ません。
— 与謝野晶子 『選挙に対する婦人の希望』 青空文庫
六月六日(火曜)晴 内閣総辞職 原首相が殺されてから、高橋是清が総理大臣となり、始めは人気があったが、追々不信任案が生じ、二ヵ月ほど前、元田、中橋をぬいて改造案を起したが通らず、ずるずるで、ともだおれ、今日となったのだ。
— 一九二二年(大正十一年) 『日記』 青空文庫
政、本提携して不信任案を出す形勢と見て停会したのなり。
— 一九二七年(昭和二年) 『日記』 青空文庫