断礎
だんそ
名詞
標準
文例 · 用例
その形と蘆荻の茂りとは、偶然わたくしの眼には仏蘭西の南部を流れるロオン河の急流に、古代の水道の断礎の立っている風景を憶い起させた。
— 永井荷風 『放水路』 青空文庫
この家今は潰えて斷礎をのみぞ留めたる。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
この故址斷礎の間より望むばかり、人を動すことは、またあらぬなるべし。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
我等は一の劇場と一の平和神祠との迹なる斷礎の上を登り行きぬ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫