北嶺
ほくれい
名詞
標準
Mount Hiei
文例 · 用例
窮猿既投林、 痩馬初解鞅心空飽新得、 境熟夢餘想江鴎漸馴集、 蜑叟已還往南池緑錢生、 北嶺紫筍長提壺豈解飮、 好語時見廣春江有佳句、 我酔堕渺莽 さて此の最後の一聯について久保天随氏の講釈を見ると、それにはかう書いてある。
— その七 ――放翁詩話三十章―― 『放翁鑑賞』 青空文庫
南都北嶺とやらの聖僧たちも少からぬように見うけたが、一人としてこの摩利信乃法師と法力を較べようずものも現れぬは、さては天上皇帝を始め奉り、諸天童子の御神光に恐れをなして、貴賤|老若の嫌いなく、吾が摩利の法門に帰依し奉ったものと見える。
— 芥川龍之介 『邪宗門』 青空文庫
曰く南都北嶺の僧兵也。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
遂に南都北嶺の緇衣軍に投じて、僅にその幽憤をやらむとしたる、彼等の心事豈憫む可からざらむや。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
是に於て、彼等の或者が、「衆人皆酔我独醒」を哂ひて佯狂の酒徒となれるが如き、彼等の或者が麦秀の悲歌を哀吟して風月三昧の詩僧となれるが如き、はた、彼等の或者が、満腔の壮心と痛恨とを抱き去つて南都北嶺の円頂賊に投ぜしが如き、素より亦怪しむに足らざる也。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
彼は南都北嶺の恐るべき勢力たるを看取し、若し、彼等にして一度相応呼して立たば、京都は其包囲に陥らざるべからざるを知れり。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
彼が此破天荒の痛撃は、久しく平氏が頭上の瘤視したる南都北嶺をして、遂に全く屏息し去るの止むを得ざるに至らしめたりと雖も、平氏は之が為に更に大なる僧徒の反抗を喚起したり。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
思ふに、彼は、鹿ヶ谷の密謀によりて、小松内府の薨去によりて、南都北嶺の反心によりて、平賊の命運、既に旦夕に迫れるを見、竊に莞爾として時の到らむとするを祝せしならむ。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
作例 · 標準
比叡山は、古くから北嶺と呼ばれて信仰の対象となってきた。
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北嶺の山中には、多くの寺院が点在している。
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彼は北嶺の自然に魅せられ、移り住んだ。
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標準
Enryaku-ji (Tendai monastery located on Mount Hiei)
作例 · 標準
延暦寺は、天台宗の総本山として北嶺の地に建立された。
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多くの学僧が北嶺で修行を積み、仏教の教えを深めた。
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北嶺の歴史は、日本の仏教史そのものと言える。
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