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生み落とす

うみおとす
動詞
1
標準
文例 · 用例
そういう勤労婦人が仕事台の下へぶっ倒れて赤ん坊を生み落すのは昔のロシアでは珍らしい出来事ではなかったのです。
宮本百合子 ソヴェト同盟の婦人と選挙 青空文庫
地方から伝はる唄を謳ふ位では、其が新しい音楽を孕み、文学を生み落す懸け声にはならなかつた。
熊本利平氏に寄す 雪の島 青空文庫
「そら、君がいつか話したろう、吉川さんと一緒になっていて、隆ちゃんを生み落すと吉川さんを捨てて、大阪の方に……。
豊島与志雄 反抗 青空文庫
事実、彼女の母はある飲屋に彼女を生み落すと同時に行方不明になっていた。
室生犀星 或る少女の死まで 青空文庫
操には身寄りのものもなかったので、みじめな裏長屋で、その子を生み落すと、間もなく病死してしまった。
江戸川乱歩 魔術師 青空文庫
これは空をとびまわる小さないたずら者で、地上のはだかの砂地や丘の頂きの岩のうえにその卵を産みおとすが、なかなか人目にはつかない。
WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 森の生活――ウォールデン―― 青空文庫
堤川の田舎で月足らずのててなし児を産みおとすと、おふくろは家を追い出されてしまったんだ、妙な話だが、だから今までてておやの顔を見たこともなければ、居処さえも知らずにいる。
李孝石 蕎麦の花の頃 青空文庫
貴妃もまた曹操の足もとへ伏し転んで、「自分のいのちは惜しみませんが、胎内のお子を産みおとすまで、どうかお情けに、生きることをゆるして下さい」と、慟哭して訴えた。
臣道の巻 三国志 青空文庫
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