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肉細

にくぼそ
形容動詞名詞
1
標準
lightfaced (type)
文例 · 用例
よく見ると、それは一番お終いの紺色の紙に、金絵具で波紋を描いたところから一寸ばかり離れた個所に、五行に書かれた肉細い、品のいい女文字であった。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
近来は良寛様風の字を書く人々が画家仲間などに大分殖えて来たようであるが、その多くは良寛様の内容に触れているところのものはきわめて少なく、書風の特色にのみ興味を感じての振舞であるようで、その狙いは良寛様の気の利いた肉細描線の動き塩梅にあるようである。
北大路魯山人 良寛様の書 青空文庫
ここにただ肉細の拓本とだけで片附けてしまっているが、その何人の原筆になるのだかは主膳もよく心得ずに購い来ったものであります。
不破の関の巻 大菩薩峠 青空文庫
そうして、今朝来、幾度か玩味しながら、右の拓本のうちの肉細の一本に向って臨※をはじめたのですが、手をのべれば届きそうで、追えばいよいよ遠いことを知るに及んで、筆を投じたものでした。
不破の関の巻 大菩薩峠 青空文庫
そこで主膳は、この肉細の方の楷書は、まだ手前共の歯に合うものでないとしてしまって、暫くこの肉太の方を師友として、あがめ侍くようにしようとの課目をきめてしまったようです。
不破の関の巻 大菩薩峠 青空文庫
しょうことなしについ裏を返して投げるように眼をやると、唐紙の裏打ちの一端に小さな墨の文字のかきいれがあることを認め、吸いつくように見ると――最初の肉細の方の一本です――「※遂良拓本」の五文字。
不破の関の巻 大菩薩峠 青空文庫
作例 · 標準
本文は肉細のフォントで、全体的に上品な印象だ。
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彼女は肉細の線で繊細な絵を描き上げた。
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このデザインは、肉細の文字を使うことでモダンな雰囲気を演出している。
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