手織り
ており
名詞
標準
handwoven
文例 · 用例
どんなにいゝ着物をきせても、百姓が手織りの木綿を着たようにしか見えない。
— 黒島傳治 『自画像』 青空文庫
またことしの初夏には松坂屋の展覧会で昔の手織り縞のコレクションを見て同じようななつかしさを感じた。
— 寺田寅彦 『糸車』 青空文庫
話は脱線するが、最近に見た新発明の方法によると称する有色発声映画「クカラッチャ」のあの「叫ぶがごとき色彩」などと比べると、昔の手織り縞の色彩はまさしく「歌う色彩」であり「思考する色彩」であるかと思われるのである。
— 寺田寅彦 『糸車』 青空文庫
いよいよその時代が来るころには、あるいは草木染めの手織り木綿が最もスマートな都人士の新しい流行趣味の対象となるという奇現象が起こらないとも限らない。
— 寺田寅彦 『糸車』 青空文庫
銀座で草木染めが展観されデパートで手織り木綿が陳列されるという現象がその前兆であるかもわからないのである。
— 寺田寅彦 『糸車』 青空文庫
苦心惨澹して、手織りのみすぼらしい貧弱な着物を着ているよりは、どうも昔の着物の方が立派にはちがいありません。
— 織田作之助 『猫と杓子について』 青空文庫
(昭和十年九月、渋柿)曙町より(二十七) 子供のときから夜具といえば手織り木綿の蒲団にあまり柔らかくない綿のはいったのに馴らされて来たせいか今でもあまり上等の絹夜具はどうもからだに適しない、それでなるべくごつごつした紬か何かに少し堅く綿をつめたのを掛け蒲団にしている。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
男は手織り縞の綿衣をきて、鉄色木綿の石持の羽織をかさねていた。
— 雪達磨 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
この絨毯は、職人の手織りによるもので、非常に高価だ。
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彼女は趣味で手織りのマフラーを作っている。
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手織りの生地は、独特の風合いと温かみがある。
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